することがない。

「毎日、寝て起きて、食べて。
 それ以外にすることがない。」

なんて悲しいことなんだろう。
全ての人に、つつましいながらも日々の暮らしがあったはずなのに。

自分だったらどうだろう。
なにも予定のない日曜日。
しばらく片づけてなかった押入れの整理でもするか、とか、
涼しくなってきたから庭の草取りしようか、とか、
好きだった本を読み返してみようか、とか、
去年着たセーターの袖のほつれを直しておこう、とか。
何かしら「すること」が思いつく。

何もかも失ってしまった人にとっては
片づけるべきゴミすらもない。
自分の庭もない。
懐かしい本も写真も、着古した服もない。
真新しい仮設住宅の部屋で
少ない家具に囲まれて
ただポツンとたたずむ。

ご飯を食べるとき、違和感が抜けない、という。
長いこと使っていた茶碗やお皿がひとつもない。
煮物にはこの器、焼き魚の時にはこのお皿。
どこの家でも使い慣れた定番の食器があったはず。
手になじまないお椀でご飯を食べるたびに
「喪失感」を味わう、という悲しさ。

だいたいにおいて、人間って、
「半分くらいは思い出でできている」もんだと思う。
夫婦や友人だって、思い出を共有しているからこそ
少ない言葉でも理解しあえるものだと思うし。

「思い出」を失ってしまった人は
あるいは
「思い出を共有する人」を失ってしまった人は
これから何をたよりに生きていくのだろう。

私は何ができるのだろう・・・・・・



新潟混声合唱団第41回定期演奏会のご案内

2011poster_mまたまた今年もやってまいりました。
新潟混声合唱団の第41回定期演奏会のお知らせです。

今年はなんとまあ、ナビスコを勝ちぬけなければ、天皇杯2回戦の試合日とかぶってしまう!という悲しい日程となりました。

9/28のナビスコ2回戦で清水、準々決勝で名古屋を撃破すれば、準決勝が10/9(日)に新潟ホームで行われることが決まっています。その場合には10/8(土)の天皇杯は延期になるんで、どなたさまも安心して新潟混声の定演に来れることになるわけですが・・・

まんまん、万が一、ナビスコで負けちゃった場合には、ですよ。
天皇杯のキックオフは10/8(土)13:00。
新潟混声の定演開演が10/8(土)15:00。
なんとか間に合うじゃまいか?(苦笑

今年のステージは
第1ステージがウィリアム・バードの「四声のミサ」
第2ステージはピアノ独奏があります。
第3ステージ(オノマトペの世界)が始まるのが15:45頃の予定。
ここで休憩が入って、
第4ステージはメインの「初心のうた」(信長貴富作曲)
17:00前には終演となります。

もちろん第1ステージから聞いていただくにこしたことはないんですけれども、アルビサポな皆さんに私がお願いしたいのは、「第3ステージからでもいいので聴きに来てほしい!」っていうことなんです・・・。
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気仙沼の飴

探し物です。

私の実家は宮城県小牛田町(現・美里町)です。
ずいぶんと以前のことになりますが、
実家の父が仕事で気仙沼に行くことがよくあって
そのたびにお土産に買ってきてくれた飴があるんです。

それが、カツオブシの形をしている飴で、
まわりにニッキの粉がまぶしてあるかなにかで、
大きさも質感も本物のカツオブシそっくりで。

小さな金づちが一緒に袋に入っていて、
その金づちで小さく叩き割って食べるのでした。

先日ふと思い出して、
父に電話して聞いたところ
気仙沼の駅前に遭った佐藤菓子店さん?というところの
名物の飴だったとか。

ネットで調べたら、高知県で同様の飴があることを知りましたが
http://www.kinryodo.jp/
気仙沼では今でもカツオブシのかたちをした飴があるのでしょうか?
なにしろ40年くらい前の話ですから
今はもう、ないのかもしれませんが・・・



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