福島県合唱連盟主催の「全日本合唱コンクール出場団体壮行演奏会」に行ってきました。

長いタイトル(笑)
実際はもっと長い。

「第65回全日本合唱コンクール全国大会出場団体壮行演奏会ならびに第35回おかあさんコーラス全国大会出場報告演奏」
2012年10月14日(日)14:00
郡山女子大学建学見学記念講堂

現在、新潟と仙台を行き来する生活をしている関係上、中間地点にある郡山で開かれる演奏会なら聴きに行けるんじゃない?ということで、行ってみることにしたのです。なにせ、あの有名な安積黎明だったり会津高校だったりの演奏を生で聴けるチャンス。しかも、中学から一般まで、各ジャンルで全国大会に出場することが決まっている団体の演奏をいっぺんに聴けるという、福島県合唱連盟でなくてはなしえないと思われる、貴重な機会です。

開会のあいさつで知ったのですが、全国大会壮行会は今回が初めての開催なんですって。ずっとあたためられてきた企画ではあったようなのですが、多くの団体が関わるものだから難しかったんでしょうね。
私はTwitterでこのイベントを知ったんですけど、ほんとに聴きに行けてよかったですよ。

まずびっくりしたのが、会場の郡山女子大学建学記念講堂。
私大の講堂だから、新潟でいったら第四ホールとか、もう少し大きくてもユニゾンプラザとか音文くらいの会場かなあと思っていたんですけども、これがまあ!建物も大きいし、中に入ってまたまたびっくり!広い!とにかくだだっぴろい!あまり傾斜がきつくない客席がずらーーーーーっと広がっています。ギャラリー席や2階席はなし。ワンフロアで、ざっと数えて2000席くらいの座席があります。ひええええええ。新潟の県民会館より座席数多いかも、みたいな・・・。

出場団体は17団体。
中学校:郡山五中、郡山五中混声、福島一中、二本松一中、郡山二中、会津四中
高校:会津、安積、安積黎明、郡山、橘
大学:福島大学
一般:安積合唱協会、福島県庁、会津混声
おかあさん:トロワ・リール、コーラス秋桜

何が凄いかというと、たとえば、新潟県からは、今年は一団体も全国大会には出場できません敬和学園高校が全国大会に出場します(関東大会で金賞を取った団体は他に何団体かありますけど、全国大会への切符を手にすることはできなかったようです)。なのにですよ、福島県だけで15団体も全国大会に出場するんです。地方大会で東北代表が決定するわけですけど、たとえば高校Bというジャンルだと東北代表5団体が5団体とも、福島代表です(宮城県涙目w
しかも、全国大会にたくさん出ているっていうだけじゃなくて、全国で金賞を取るのが当たり前みたいな常連校がたくさんあるのですよね。なんなんですかね、福島県。全国大会に出るより福島県代表になる方が難しかったりして・・・。

演奏は、ただただもう、すごかったです。
まず、人間ってすごいなって思いました。
人間の声だけで(ピアノの伴奏もありますけども)、これだけのことが表現できるんだなって!

正直、中学生がこんなに難しい歌うたってどうすんの?みたいな気もしないでもなかったですけど、もしかしたら声の美しさで言ったら、中学生の女声が一番美しいのかも。ああいう透明感って、大人になったらもう出せないのかも(涙)

圧巻だったのが、会津高校の「受付」ですかね。
これ、課題曲なんですけど、新潟県大会ではひとつもこれを歌った団体はありませんでした。
ですから、まるっきり初めて聴いた曲だったんですが、歌の細かい技術的なこととか、そんなことは全く意識にのぼらず、ただただその歌詞やメロディの不思議さ、不条理さにどんどん引き込まれていって、ゾクゾクして、最後の「扉を開けて差し上げましょうかっ?」っていうところで、本当にぞーーーっ!としました(笑)こわかった(笑)

そういや、安積黎明の自由曲「蛇性の婬」もこわかったですねー。おどろおどろしていて。委嘱作品だそうです。
どうやって発声しているのかが分からないような、不思議な音もあって。おそろしい。

全日本合唱コンクールの高校Bの部は、チケットが完売しちゃったらしいので、聴きたくても聴けない人がたくさんいるはず!
そんな演奏を生で聴けちゃったのだから、すごく貴重なことでしたっ!

会津混声のCum sancto spirituもおもしろかったです!
やってみたいな、無理だけど(笑)



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