【0日目】2005/12/22

新潟→上野(上野泊)




















閑散とした新幹線改札口
新潟駅、午後5時17分
仕事を午後4時には終えて帰宅し午後7時過ぎの新幹線で東京に向かう予定であったが・・・朝から停電

凍結でツルツルの道を職場に向かう。主要な交差点以外の信号は軒並み消えており、街も薄暗い。
通勤路である有明大橋のたもとの材木店が火事で付近一帯通行止め、とのニュースをラジオで聴き、関屋大橋経由で学校町方面へ向かう。交通量は思ったより少なく、意外にスムーズに職場に到着。

職場ももちろん停電で、全く仕事にならない。なにしろ、暖房がつかないから寒いのなんの。今日中に終わらせなければならないデータ入力があるのだが、電気が復旧しないことにはどうしようもない。そのうちに、新幹線もストップしたとの情報が入ってきて、血の気が引いていく(苦笑)。本当にインドに出発できるのだろうか・・・。

停電の復旧のめどが立たないまま午後2時、後事を職場の人に託してとりあえず早退させてもらう。家では一足先に帰宅した夫が、携帯で新潟駅に電話連絡を取っている。新幹線はいつ運転再開できるか不明、高速バスは電話が通じない。それどころか関越も通行止めになっているらしい。「明朝9時半成田空港集合」、どうなるんだ。
停電が長引くと断水になることもあるので、夫がやかんや鍋に水を汲み置きしてくれていた。ガスは使えるので、食事はなんとかなりそう。念のため、夫はコンビニにカップラーメンや菓子などを買い出しに行く。私はとりあえず窓の二重ロックなど旅行に出かけるための戸締まりをする。

その後、家の中にいても寒いので、車のエンジンでもかけて暖をとろうかと家のドアを開けたとたん玄関先の電灯が点灯し、近所から子供たちの歓声が上がった。復旧だ!この時、およそ午後3時半過ぎ。

家に戻って再び新潟駅に電話する。長岡−越後湯沢間に点検用の電車を走らせているらしく、それが完了し次第運転再開になるらしい。それなら駅まで行って待機していれば何とかなるだろう。あわただしくタクシーを呼んで駅に向かった。不思議なことに、白根は電気が復旧しているのに、ふるさと村あたりまで来たら停電したまま。信号機も消えている。バイバスから弁天インターで降りると、その辺りも部分的に停電してる状態だった。

駅に着くと、ちょうど新幹線の運行再開が決定したところで、もうすぐ再開第1便が出るところのようだった。指定席券を予約していたのだが、自動発券機では発券できなかったので窓口に出向く。今日はグリーン車以外は全席自由席で運行するとのことで、直近に出発する新幹線に乗り込んで東京に向かうことにした。

上野駅には午後8時過ぎに到着。運行の遅れにより指定席特急券が半額払い戻しになる。二人で5千円ほど。ひょんな臨時収入にちょっと嬉しくなるw
上野駅前に予約していたホテルに宿泊。思わぬアクシデントでバタバタ続きだった1日がようやく終わる。一時は新潟県内67万戸が停電したんだとか。新潟だけでなく、あちこちで新幹線が止まったり、名古屋が大雪だったり、とにかく尋常ならざる1日だったのだ。
洗濯をして、エビスビールを飲んで就寝。