週末はあちこち出かけて過ごしました。
金曜日は、車で1時間ちょっとのコロンバスという町にある和食レストランでお食事と、日本酒の買い出し(笑)。初めて制限時速55マイル(90km)の道を走ったので、緊張で肩が凝りました。なにせ、これまで近場で買い物するのに運転するだけだったから。
組長、肩揉んでくれい(苦笑)
土曜日は、これまた車で1時間半くらいのところにあるアーミッシュ・ビレッジに行って来ました。
「アーミッシュ」については、知ってる人は知ってると思うんだけど、知らない人は自分で調べてね(爆)。っていうか、私が生半可な知識で書くと誤解を生ずるかもしれないんで。端的に言うと、文明生活を拒否して自給自足のコミュニティを保っているプロテスタントの一集団ってことになるでしょうか。電気を使わない、自動車に乗らない、質素な服装、広大な畑を耕す姿が特徴かな。もともとはドイツ系の宗派らしいのですが、新天地を求めてアメリカにやってきて、ペンシルバニアやインディアナなどにコミュニティを作って生活しているそうです。
生活の基本は農耕で、作物を町の朝市に売りに来たりして現金収入を得ているようですけど、彼らの作るトマトは絶品らしく、一度食べたらほかのトマトは食べられない、ってくらいのものらしいです。
私はだいぶ前にアーミッシュの暮らしぶりを紹介した番組(たぶんNHK)を見たことがあるんですけど、無地のワンピースに白いオーガンジーの帽子をかぶった女性、小さな黒い馬車(バギー)に乗って移動する姿などが印象に残ってました。
さて、アーミッシュ・ビレッジは予想とは違って、妙に観光化した土産物店があったりして、ちょっとがっかり。どこの観光地に行ってもそうだけど、手頃な値段だなと思って品物を手に取ると、「Made in China」だったり「Made in India」だったり。世界の現実を目の当たりにさせられます・・・。
ちょっと話は脇道にそれますけど、アメリカにも百円均一ショップみたいなのがありまして(こっちが元祖か?)、うちの近所にあるのは「Dollar Tree」という店。ここでも、「え、これが1ドル?」と思うようなものは大抵中国製、インド製、インドネシア製などです。アジアの貧困が世界の安売り製品を支えているんですかね。
話を戻しまして、アーミッシュのハンドメイドの鉄製農具やらパッチワークキルトやらは、それなりの値段で売られていました。お土産に、マシュマロにフライドココナッツをまぶしたお菓子を買ってきたんですけど、これは激ウマだったです。
アーミッシュ料理が食べられるレストランは、大混雑だったです。ビュッフェ形式で一人約10ドルで食べれるんですが、これがなかなかイケます。パンもマッシュポテトもおいしかったし、セロリ風味のヌードルもよかった。スペアリブやフライドチキンもありました。
団体だとアーミッシュの農場を馬車で回るツアーがあるようです。そういうのに参加すれば、ある程度アーミッシュの暮らしを垣間見ることができるんでしょうけど、時間もありませんでしたし、興味本位でのぞきに行くようなものでもないと思いましたので。
写真は、アーミッシュの人たちがつかう耕耘機。これを馬にひかせて畑を耕している写真がパンフレットにありました。