台風一過。さわやかな秋晴れだ。
仕事なんか止めて、外で遊びたい気分!(おい)
さて、九州を直撃し甚大な被害をもたらした今回の台風。
福岡の友人からこんな話を聞いた。
出勤前に台風情報を見ようとNHKをつけると、政見放送をやっている。
ちょうど台風が最接近しているような状況なのに、台風の進行具合や県内の交通情報など、いっさい放送されず、字幕ニュースすら出ない。とりあえずは民放のニュースで状況確認できたけど、どうなっとるんだ、と。
なんでも、政見放送というのは、法律で取り決めがあって放送中に字幕を流したりできないんだそうな。
まあ、平時ならば理解できなくもない。
ある候補の政見放送中に字幕スーパーでニュースを流したら、みんな字幕に気を取られてその人の話を聞かなくなっちゃう。候補者にとっては、自分の演説を邪魔されたことになっちゃうもんね。
さらには、決められた時間どおりに放送しないと、不平等になったりする、ということなんだろう・・・。
もちろん、選挙は民主主義政治の基本で、とっても大事なものだというのは分かる。NHK福岡局の判断で放送を取りやめたり変更したりできないものだっていうのも分かる。
けれども。
死者・行方不明者が出ているような大型の台風が接近中という事態のもとで、優先されるべきことは何なのだろう。どうにも本末転倒してるような気がしてならない。
福岡市内は台風接近に備えて早々と休校・休業したところも多く、前回の水害(ちゅき水没w)の経験から事前に土嚢を積んだりして災害防止に努めたそうで、さいわい大きな被害はなかったようだけど。
災害時の情報伝達や避難誘導などのあり方について問題になっている昨今、どうにもひっかかる話題でした。