CMSとしてMovable TypeとWordPressの両方を使ってみた経験からすると、ブログデザインの変更はWordPressのほうがずっと簡単なような気がします。最新版のMovable Typeをいじっていないので、きちんとした比較はできないですが、phpのコードがある程度分かる人なら、おそらくWordPressを使った方がカスタマイズしやすいのではないでしょうかね。カスタマイズの自由度も高いように思います。
WordPressのデザインファイルは、「スタイルシート・phpで書かれたテンプレートファイル群・画像ファイル群」からなっていて、それらが一まとめのフォルダに入っています。これを「テーマ」と呼んでいます。
WordPressでのデザイン変更は、こんな手順になります。
- WordPressのテーマ配布サイトから、好きなデザインをダウンロードして解凍する。
- 解凍したファイルをフォルダごと「wp-content/themes」以下にアップロードする。
- Web上でWordPressの管理画面にログインし、を開き、「外観」→「テーマ」を選択する。
- themesフォルダにアップロードしてあるテーマが一覧表示されるので、使用したいテーマをクリックして「このテーマを使用する」をクリックする。
- 「現在のテーマ」が選択したものに切り替わりますので、「サイトを開く」で実際のブログ画面のデザインが変更されているかどうかを確認する。
無料で使える「テーマ」配布サイトはたくさんあります。
WordPressはしょっちゅうバージョンアップがあるので、使いたい「テーマ」が使用中のWordPressのバージョンに対応しているかどうかの確認が必要です。海外のサイトで配布されている「テーマ」もたいていの場合は日本語に対応していますが、部分的に英語表記が残ったりするので、見た目のデザインの良し悪しだけで選ぶと読者に不親切になることもあるので注意しましょう。
例えばこんなところがあります。
- テンプレートキング:Movable TypeとWordPressのテーマ無料配布
- WordPressの無料テーマ(無料テンプレート)
- Template Lite
これらはそのまま直ぐに使える「テーマ」ですけど、もし自分でかなりの部分をカスタマイズしたいと思うなら、ベースにはできるだけシンプルで自由度が高い「テーマ」を選ぶ、というのがいいと思います。最近私がよくベースとして使っているのがこちらです。
WSCプロジェクト
こちらで配布されている「WSC5」というテーマを使うと、こんな感じにブログが表示されます。
http://wsc.studiobrain.net/5/
スタイルシートが非常にシンプルなので、カスタマイズする目的の場所が見つけやすく、自分なりのidやclass指定をしやすくなっています。テンプレートの数も少ないので、管理が楽ですし、必要なテンプレートは自分で作成して付け加えていけばいいですので。
現在配布中のものはベータ版ということで、少しずつ改良が加えられているようです。