芝の手入れの基本中の基本。
芝を刈って、目土をやる。
「他のことは手抜きしてもこれさえやればOK」と、「手抜きの芝管理法」のmappyさんもおっしゃっているにゃ!
うちでは、ながらく市販の「芝の目土」を使ってきた。
保水力も排水性もよくて、衛生的な土だし、袋から開けてすぐ使えるし、とても便利。
ただ、10年経ってみて、弊害?もでてきた。
このタイプの目土って、たいていは赤玉土の細粒からできている。
赤玉土っつーのは、もともと粘土質の赤土を乾燥・粉砕して粒状に加工したものなので、鉢植えなんかに使うには何ら問題ないんだろうけど、長い間圧力がかかったりすると粒が砕けて、もとの赤土=粘土質に戻ってしまうらしい。
うちの芝生は観賞用ではなく、私が毎日のように歩き回って重圧を加えているwので、かなり目土が押しつぶされて粘土化してしまったようで、芝の床土全体が固くなってきた。
もともと水はけのよくない土地柄なのに、さらに粘土層を重ねてしまっては、ますます水はけが悪くなるよー(泣
ということで。
今年は砂中心の目土で、排水力アップを目指すことにしてみた。
川砂だけでもいいんだろうけど、前述のmappyさんとこのBBSで、土壌改良には「川砂に”野菜の土”などの園芸用土を混ぜて使うとよい」という情報をゲトしたので、さっそくやってみる。
まずは、川砂と野菜の土を購入。いつもの鶏DIYにてw。
川砂は、たまたま安く売られていたモルタル用の細粒洗い砂(1袋248円)。
野菜の土も、今月の特価品とかで安かった(1袋398円)。
※海砂は使っちゃダメ。塩分が残っていると芝に悪影響。
洗い砂なので、当然湿っている。
このままだと目土として撒くのに使いづらいので、プラスチック製の箕に広げて乾かす。
乾くと、こんなに色が変わります。
そこに、野菜培養土を加えるんだけど、腐葉土の木くずなど大きなものを取り除くためにフルイにかける。
フルイにかけると、こんなふうになるね。
そしたら、砂と土をよく混ぜ合わせる。
完成。さらっとしつつシットリした、いい感じの手触りである。
これをどんなふうに使っているかというと。
まずは、コアリングで穴を開けたあとにサラサラーっと、穴を埋めるように入れてやる。
これで水はけ30%アップ!(当社比)、となればいいんですがねwww
つぎに、コケに侵出されてしまったところ。コケを、土ごと丁寧にコケ取り鎌で取り除き、そこをこの目土で埋める。
水はけがよくなって、コケが生えにくくなりました!(今のところ)
芝を刈ったあとには、低くなっているところを中心に薄くこの目土を撒いていく。
少し撒いては、芝にすり込むように手でなでてやる(こーゆーのを「手目土」というらしいね)。
手で地面のデコボコを実感できるので、平にならすにはいい方法かと。
野菜培養土には緩効性の肥料が配合されているんで、施肥効果もあるってわけだ。ぐー!
今年は芝を張って10年目。
なんとか10年、芝を衰退させずにキープしてきたので、今年は次の10年に向けての土台づくりと思って、ちょっと頑張ってるのね。
やりますよ、私は!www
今年やってみている芝の目土
先週の庭
梅雨時の雨と多湿+梅雨の晴れ間の陽射しと高温。
これで、かなり芝が元気になってきたかな。
芝を刈ったので見た目は伸びてないけど、全体に密度が濃くなってきたかんじ。
で、芝刈り機について、であ?る!w
我が家は、10年前に安いロータリー式の芝刈り機(刈り幅20cm、刈り高5?20mm)を買った。
なんとかそれで間に合ってきたんだけど、今年初めて芝刈りしたときに気づいた。
全然、切れ味わるい・・・。
切れ味が悪いとどうなるかって言うと、下の写真の赤い丸で囲んだ部分みたいに、
刈り口が白っぽくボサボサになってしまうのさ。
「みばわるい」だけじゃなくて、これじゃあ芝にもよくないさね。
切ってる、っていうより、引きちぎってるって感じだものねえ・・・。
ちなみに青丸で囲んだ部分は、芝刈り鋏で刈ったところ。
リール式の芝刈り機で刈ると、こんなふうなスパッとした切り口になるんだそうだ。いいなあ・・・w
とりあえずコメリに頼んで替え刃を取り寄せしてもらい、刃を交換。
多少は改善したけれど、やっぱりリール式に比べると・・・。
庭は、花がどんどん育ってきている。
これはアスチルベ。
去年はまったく花が咲かなかったのである。
悲しかったので、少し日当たりがよいところに秋に植え替えてやったら、今年は何とか。
3株あります。
こちらは、サフィニアだったかな?
白とピンクを両側に植えたんだけど、白ばっかり大きく育ってバランス悪いので、片側からしか観賞できないw
同じ種類の花でも、色によって育ち方が違うのだねえ。
ここで問題です!
さて、この芝の中に雑草が混じっています。
どれが雑草か、分かりますか?
正解はこちら。
これを一発で見分けられるようになるまで、約3年かかりましたね・・・(uso
なんていう名前の雑草かは知らないけど、高麗芝よりは明るいグリーンで、葉も薄くてひょろっとしてます。
どの雑草もたいていは芝より成長が早いんで、もう少し雑草を伸ばしたほうが見分けがつきやすいかも。
私は、せっかく芝にあげた肥料を雑草に取られるのはシャクなので、速攻抜いちゃいますがw
抜いてみると、こんなふう。
芝とは違って、どこかから種が飛んできて根を下ろすタイプの草でつね。
芝と庭木の手入れ
梅雨入り前に!ってことで、あまり伸びてないけど芝を刈って、予定していた部分のエアレーションを何とか完了。
低い部分にまた目土を少しずつ足して、念のためサプロールの1000倍液を散布。
今年は例年よりも頻繁に目土を足しているので、なかなか全面緑の絨毯にはならないなあ・・・。
去年のことを思い起こしてみると、きれいにそろってきたな、と実感できたのは梅雨明けしてからなので、こんなもんかもしれないけどね。
アルミ脚立は、定位置を引っ越しましたwww
実は、植えたばかりの苗をきつい陽射しから守るために、脚立+ブルーシートで寒冷沙代わりにしてるのね。
役目が終わったので、今度はギボウシとスズランの葉の日焼けを防ぐために、位置を変更。
たまには逆サイドからの映像も載せてみよう。
右側の、砂が白っぽく見えている部分は、コケをはがしたところ。
また少しずつ、芝が進出し始めてるよん。
庭木を剪定して日当たりをよくしてやれば、だんだん埋まっていくでしょう。
剪定と言えば、かなりボーボーwになっていた生け垣のアベリアを剪定。
ホントはウバメガシも刈り込まなきゃいけないんだけど、そこまで手が回らず・・・。
それから、紅葉とブナ、ニシキギ、月桂樹にスミチオン散布。
あ、スミチオン散布する前に、月桂樹の若葉をふた枝ほどカットして収穫。
葉をそのまま乾燥させて保存。料理に使います(ローリエ)。
去年隣の奥さんにもらったオレガノも随分大きく育ったので、刈り取って陰干しに。
オレガノはトマト料理に使う、と。