16節 横浜FC戦

アタマきた。
「貴章、マルシオ、相手DF」で2対1を作り出した場面。
ドリブルであがっていく貴章。
そこから、タイミングはかってマルシオにボール出しさえすれば、あと1点入ったのに。
もちろん、自分で点を決められればそれに越したことはないけど、あの場面ではマルシオに出すのがベストの選択。結局シュートまで持っていけずに敵にボールを奪われてしまったではないか。
前半の3得点は、すべて貴章が絡んだもの。
どれをとっても、貴章がよくがんばっていた。
ファウルで得点が認められなかったヘッディングも、貴章らしい難しい角度からゴールネットを揺らしたものだった。
得点を決めてアピールしたい。
その気持ちは充分に分かるし、見ているほうにも充分すぎるほど伝わってきた。
だけど、点を決めることだけがアピールじゃない。
オシムの目は節穴じゃない。
点を決めたかどうか、それがFWを選ぶ基準になっているわけじゃない。
あの場面でマルシオにボールを出して4点目をアシストできていれば、今日の新聞の見出しは
「矢野、4得点に絡む大活躍!」
だったはずなのに、結局はタイムアップまで使ってもらえず交替させられてしまったじゃないか。
私たちはみんな、貴章が代表に選ばれてほしいと思っている。なんとかして貴章に点を決めてもらいたいとも思っている。それは、貴章が「アルビレックス新潟」というチームのプレーヤーであり、日本代表としてプレーする矢野貴章の姿が、アルビレックス新潟というチームをより高い次元に導いてくれると思うからだ。
チームから代表選手が出ること、それがどんなにすごいことなのか、貴章が代表に選ばれて初めて分かった。貴章が得点すれば「日本代表の矢野が決めた!」の文字がスポーツ紙の見出しになる。ゲームのTV報道も、「残りの3試合は結果だけお伝えします」みたいな扱いから、「代表の矢野選手を擁するアルビレックス新潟は、○○と対戦しました」と映像つきで紹介されるようになる。
注目されることで選手の士気も上がるし、競争意識がうまれればレベルアップもするだろう。若い層の目標にもなるし、新人選手獲得にもいい影響を及ぼすに違いない。
でも、昨日みたいなプレーを見せられると興ざめだ。
もちろん、貴章の高いモチベーションのおかげもあって、3点取ってもなお、点を取りにいこうという積極的なw試合運びにはなったけど、「自分が、自分が」となれば全体のバランスも崩れるし、相手の猛攻を許す結果にもつながってしまう。そして、絶好の追加点のチャンスに、あのプレーだ。
代表23人の絞込みまで、あと2試合ある。
これまで貴章がやってきたようなプレースタイルを続ければ、きっとアピールできるよ。無理やり自分が点を取りにいくことがアピールなんじゃない。何よりも、チームの勝利に貢献してほしい。そういうプレースタイルが評価されたからこそ、これまで代表候補に選ばれてきたんじゃないか。
とにかく、がんばれ、貴章!
=話題は変わって=
それにしも、エジミウソンの怪物ぶりにはおそれいる。
貴章からのパスをゴールに結びつけたプレー。
むやみにボールを取りに行くのでなく、相手DFにうまく体を預けてブロックしながら、キーパーも出てこれないタイミングでのシュート。以前にも同じようなシュートを決めてるのを見てるが、エジミウソンって、こういう体の使い方が本当に上手い。
そして後半に入ってからの「省エネ」っぷりwww
エジミウソンの場合は、あれでいいんだけどねw
トラップ長すぎて「あー、ミスったか?」と思ったら、ものすごいスピードで相手DFより早くボールに追いついたんで、「こういうときのためにエネルギー温存してるんだな」と納得www
土曜日に試合控えているし、要所要所の大事なところで頑張ればよし。
とはいえ、なあ・・・。
エジが極端な省エネ運転に入ってしまったので、貴章が点を取るチャンスもガクッと減ってしまった気もするなあ・・・。その分マルシオが気を遣ってくれたので(違うかw)、勘弁してね。
で、いま4位です。
前回は「暫定4位」でしたが、1ゲーム少ない広島との勝ち点差が4に開いたから、「暫定」を取って「4位」でいいよね。
ここから落ちないで粘ることが大切。ですよぅぅぅぅぅぅぅ。



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