ボローニャのバス1日券 マッジョーレ広場 スタジアムバックスタンド側の道路に 面したポルティコ(柱廊) チケット半券 裏に日時・席番号・価格 などが印刷されている ポケッタブル・レインコート チープなイラストがグー(笑) | 9/16 | 今日はいよいよボローニャでセリエA観戦の日!ということで、早めにホテルをチェックアウトして駅に向かう。ピロッタ宮殿前の広場には、運動着姿の人々が何やら受付をしてゼッケンを付けている。市民マラソンみたいなものがあるようだった。 09:04発のPESCOLA行きという2等のみのIRで、ボローニャに向かう。二人で17,200リラ(約1,000円)。
約1時間でボローニャに到着した。エミリア・ロマーニャ州の州都だけあって、パルマよりかなり大きい街だ。建物の密度も高さも段違い。 駅を出て、右手にあるATCのオフィスでバスのチケットを買う。大混雑。「ワンディチケット、プリーズ」と頼んだのだが、1回券を渡される。ああ英語が通じない・・・。いや、私の英語だから通じないのか(苦笑)?「ビリエット・ジョルナリエーロ、ペルファボーレ」と言い直してみると、おお。ちゃんと通じるではないの。よかった。無事24時間有効のバスチケット(6,000リラ=約360円)をゲット。 ホテルまではタクシーを使う。料金は12,800リラ(約800円)だったけど、ここは13,000リラ払って「テンガ・イル・レスト!」。おつりは取っておいて!、っていう意味なんだけど、こちらもうまく通じて、タクシーの運ちゃんから「グラツィエ!」と言われたよーん♪ 大通りから少し入ったところにあるホテル。フロントには初老の男性がおり、「今日は日本人がたくさんやってくるよ」と、笑いながら予約リストを見せてくれる。こじんまりしたホテルに、日本人客が4組も!「一体、何事なんだ?」っていう気持ちも分かる。きっとみんな、中田のゲームを見に来たんだろう・・・(苦笑) まだ11時前だったので、部屋の掃除が終わるまで1時間くらいかかるという。終わり次第荷物を部屋に運んでおくということなので、荷物を預けていよいよチケット・ゲットの旅へ。 バス乗り場のあるマッジョーレ広場は、ホテルから歩いて5分強。広場前に幾つかあるバス停の中から、14番のバスが止まるバス停を探し出し、スタジアムが何番目の停留所になるかを確認。なにせイタリアのバス、車内放送がない。降りる人は「次降ります」というボタンを押さなくちゃならない(これは日本と同じ)んだけど、「次は○○です」と案内されるわけではないので、停車したり通過したりするバス停の数を数えながら、自分で適当なタイミングにボタンを押さなくちゃならない。いやー、これは大変でした(泣)。 幸い、スタジアムの方面に行くバスは、ほぼ各バス停に停車してくれたので数え間違うこともなかったし、スタジアム前で降車する人も多かった。かくして、無事スタジアム「レナート・ダッラーラ」に到着! キックオフ予定は3時だが、まだ12時にもなっていないので、さすがに人影はまばら。それでも、スタジアム前の道の角にはもうグッズを売る出店が出ていた。 チケット売場がどこなのか分からなかったので、スタジアム回りを歩いてみる。ボローニャらしい柱廊(ポルティコ)の下を歩いていくと、バール(エスプレッソを立ち飲みしたり、ちょっとした軽食がとれるところ)があり、日本人らしき若いカップルが店員にチケット売場の場所を聞いているようだった。さっそくご相伴に預かって(笑)場所を聞くと、向かいの広場の「変わった形の建物」がチケット売場だという。ちょっと行ってみると、確かにそれらしいような、薄汚い鉄格子の窓口がある怪しげな建物があり、なんか日本人の若者がうじゃうじゃたむろしている。ぐわっ(驚)。窓口が開く時刻も諸説紛々らしく、みんな右往左往してた。 近寄って窓口の表示をチェックするが、書いてあるのはdistinto(バックスタンド)側の値段表だけ。どうもこちらは「バックスタンド側のチケット売場」であるらしい。ということは、反対側にメインスタンド用のチケ売場があるはず。ぐるっと歩いてちょうど反対側に行ってみると、これまたフェンス沿いに、言われないと分からないような小さい窓口があって、ここにも日本人が二人並んでいた。表示を見ると、こちらの売場はtribuna(メイン)側の値段が書いてある。よし、こっちでいいのね。 そこで先客の日本人の方に話しかけてみる。チケット売出しはキックオフ2時間前なので午後1時から、ということらしいが、正午の時点で並んでいるのは我々夫婦を入れて日本人4人だけ。ぷぷっ。そんなに焦らなくてもチケットは手に入る、ってのはホントだった。 「順番を取ってて上げますから、お昼食べてきたら?」という優しい言葉に甘え、近くのピッツェリアでピザを食べ、20分ほどで戻ると、やはり並んでいるのは彼らだけ(笑)。その後はしばらくおしゃべりしながら窓口が開くのを待つ。女性の方は半年前からペルージャの外国語大学にいるそうで、昔からのサッカーファンだそう。ビッグスワンやアルビレックスのことも知っていて、異国の空の下、渚@大感激。 1時に近くなってくると、さすがに数十人の列が出来始めた。あーよかった、並んだ甲斐があった(苦笑)。ボローニャFCのオフィシャルサイトに載っていた座席区分図を印刷して持っていったのだが、列に並んでいた何人かの日本人の方から「見せて下さいますか」と頼まれた。お役に立てて嬉しいわ。 時間通りに窓口が開き、予定通りtribuna coperta numerataのアウェイ寄りを2枚ゲット。105,000リラ(約6,300円)×2。メインスタンドの端の方の席なんだけど、高いよねー。でも、なにせセリエAだもんねー! さて、無事チケットが買えた。キックオフまでは2時間あるので、一度バスで市内中心部に戻って観光してからまたスタジアムに来ることにする。市内中心部のマッジョーレ広場までバスで10分ちょっとだし、1日乗り放題のバスチケットを持ってるし。で、マッジョーレ広場まで戻ったものの、サン・ペトロニオ教会は昼休みで閉まっているわ、旧ボローニャ大学は日曜閉館だわ、えーーん(泣)。せっかくなので広場の回りをあちこち散策し、再びバスでスタジアムに向かう。 しかし、天候が崩れてきた。バスに乗っているうちに雨が降り出してくる。座席は屋根があるところだと思うが、それにしても行き帰りにはかなり濡れそうだ。スタジアム前で下車し、出店で簡易式のレインコートを買う。300円くらいだったかな?これ、結構の売れ行きで、かなりの人がこれを着ていたので、なんだか笑ってしまった。 キッフオフ30分前ともなると、スタジアムの前はかなりの人出だった。ボローニャカラーの携帯式のクッションを手に、結構な年輩のおっさんたちが続々やってくる。日本人も続々やってくる。自分もその1人だ(笑)。とにかくすごい。 メイン側の入り口からスタジアムに入り、「H」ゲートと示してあるところの階段を上る。各ゲート入り口のところに係員がいて、チケットを見せるとおよその座席の位置を教えてくれるので、指示に従って座席を探す。「Fila」というのが何列目、「Posto」というのが座席番号で、渚の場合は17列目の36番という席だった。夫の座席は18列目の6番。チケットを買った時点で、「これは続き番号の席じゃなさそう」というのは分かったんだけど、「隣同士の席にしてくれ〜」と交渉する術がなかったので、諦めたんでした。ぐす。 | |||||
ようやっと観戦記に入ります(続く) |