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ニュース: 2008年6月アーカイブ

宮城・岩手・山形三県の県境にまたがってそびえる、標高1600メートルほどの美しい山。
栗駒山。
付近一帯は国定公園になっており、ブナの原生林や美しい自然が広がっている。夏でも山頂付近には雪渓が残る。

その栗駒山が、地震による土砂崩れや崩落で、無残にも茶色い山肌を晒している。


今回の岩手・宮城内陸地震で2番目に強い震度の「震度6弱」と発表された宮城県大崎市は、私の実家のある町と隣接した市である。(もちろん町村合併でやたら「市」が大きくなってしまい、山形との県境の鳴子から平野の古川市までが全部「大崎市」とひとくくりにされているおり、私の実家は震源地からはかなり遠い方にあたるわけだが。)
家屋の倒壊などの被害が少なかったとはいえ、聞き覚えのある地名の被災状況がTV画面に映し出されるのは、なんとも心が痛むものだ。


栗駒山は宮城県北部随一の山と言っていい。
私が通っていた中学では、「栗駒登山」なる学校行事があった。

初めての本格的な登山。
これは一種の通過儀礼のようなもので、「栗駒山を登りきった」ということが子供心にも大きな自信になる。
30年以上も前のことなので記憶は薄れているけれど、その時の達成感だけは心に残っている。


その後も何度か栗駒に登った。

高校の生徒会の夏合宿。

栗駒山の中腹に「世界谷地」という湿原があって、原生花園(お花畑)をなしている。5・6月ならミズバショウやニッコウキスゲに覆われる美しい場所。夏休みだったので花の季節はとうに過ぎていたけれど、湿地帯には尾瀬のように木製の歩道が張りめぐらされていて、散策できるようになっている。ブナの原生林を抜けながら歩く道は本当に美しかった。

今思うと、おそらくこの合宿のときテントを張ったのが、今回土砂に覆われた「駒の湯」のすぐ手前にある「駒の湯キャンプ場」だったのではないかと思われる。Webでみたところ、見覚えのあるキャンプファイヤーサークルがあったので。

おそらくこのキャンプ場も、今回の地震で土砂に覆われてしまっただろう。


自然の力、地球の力は想像もつかないほど大きい。
山一つ、簡単に崩してしまうのだな。


断水

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昨日、夕方家に帰って晩御飯の支度をしようとしたら、どうも水道水の出が悪い。

どこか他の蛇口が開きっぱなしになってるかしら、と思って、風呂や玄関先も見てまわったけど、別に異常はない。
とくに水が濁っているわけでもないが、なにか事故で給水が制限されたのだろうかと思い、断水に備えて念のため、大鍋やケトルに水を組み貯めはじめた。

と、そこに、水道局の広報車がやってきて、雑音ばかりでろくに聞き取れないようなスピーカーで、濁り水が発生していること、小学校に給水車がきていることなどを告げ始めた。


外に出てみると、近所の奥さんたちがいたので、話を聞いてみると。
断水は昼前から発生していて、下水道工事の途中で水道管を壊してしまったのが原因らしいこと。
ようやくさっき水が出始めたところで、地域によっては濁り水が出てるらしいこと。
水が濁ったり異臭がしていなければ料理に使ってもさしつかえないだろう、と広報車の人が言っていたこと。
などなど。情報収集。


これから断水になるわけではなく復旧過程にある、っていうことで一安心して、とりあえずは夕食の準備にかかった。


調べてみると、我が家の水道は、遠く南の、戸頭浄水場というところからきているらしい。
http://www.city.niigata.jp/info/suido/somu/keitouzu2.htm

水道管を壊したという事故現場が、南区役所(旧白根市役所付近)ということだったので、そこから先の北に向かう水は全部ストップということになったようだ。いやはや。

我が家は、白根のジャスコより青山のジャスコの方が近いというくらいに、白根の街場とは離れているのだけれど、こういうときには、やっぱりここも白根だなあ、と実感させられた次第。

白根はもうすぐ大凧合戦ですよ。



博物館が購入した「直江状」(写)の公開がわずか1週間ということなので、日曜は県立歴史博物館へ。


ここは、いってみると楽しいところで、とくに豪雪の歴史とか、雪国の町並み再現の展示物は、いつみてもおもしろい。
わずか30年程前にはこんなに雪が降っていたのに、今ではどうだろう!
地球はどうなっちまうんだ、などと、別の方向に気持ちが及ぶw


しかし、レストランが閉店になっていたのには困った。
採算がとれない、ということなのだろうが、レストランだったところは自由休憩スペースになっていて、お弁当などを持ち込んでそこで食べてください、ということのようだ。もちろん館外に出ることはOKなので、外で(といっても歩いていける距離には何もないので車でしばらく行かざるを得ないのだが)お食事をおとりください、とのこと。

受付の人に近隣のレストランマップをもらって、近場の温泉施設の食堂でお昼を食べた。


せっかくの博物館なのだから、ゆっくり時間をかけて見学を楽しみたい、と思っても、これではちょっと面倒だなあ。

そういえば、ミュージアムショップも閉店になっていた。
古代米のサンプルだとか、昔の子供のおもちゃとか、けっこうおもしろいものがあったのに。


「天地人」ブームのおかげで来館者が増えているようだったが、こういうことでもないと予算を確保するのが難しいご時勢になってしまったのだろうか。

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