旅: 2006年10月アーカイブ
「停電」と「犬」。
いや別に、サッカーの試合に限った話ではなくて。
昨年のインド旅行では、実際に何度か停電に出くわした。
いずれも日中のことだったし、大きな施設では自家発電装置を用意してるらしくてそんなに大変な目にはあわなかったけど、薄暗い博物館を見学したり、なかなかビミョーな経験をした。
問題は、犬。
インドではいろんな動物が道を歩いたり、たむろしたりしているが、犬も同様。
砂漠地帯では羊が飼われているので、牧用犬として飼われている犬もいるだろうが、街中の犬はほとんどが野良犬。たいてい痩せこけているが、それでも人間と動物が共存しているインド社会らしく、生きていくのに必要なくらいのエサは確保できているらしい。道にゴロゴロ寝ていても追い払われたりするわけではないので、おとなしい犬が多いようだ。犬が吠える声を聞いたのは、明け方のムンバイくらい。
で、この野良犬くんたち。当然のことながら狂犬病の予防注射なんて受けてはいない。実際インドでは、年に何千人単位で、犬にかまれて狂犬病で亡くなる人がいる。
なので、先日のインド戦でピッチに犬が走りこんできたときには、誰か噛みつかれるんじゃないかと思って正直こわかった。
警棒持った警備員とかがいるはずなので、はやく取り押さえてくれよー、と思ったのだが、犬も興奮しているだろうし捕まえる方も命がけになっちゃうからこわかったのかな。
そういう事情があるので、バンガロールでの試合を見てて、たとえ僅差のリードではあっても
犬マダー?(´・д・`)
なんちって時間稼ぎする気持ちには、とてもならないですよ。