芝生の管理: 2006年6月アーカイブ
芝の手入れの基本中の基本。
芝を刈って、目土をやる。
「他のことは手抜きしてもこれさえやればOK」と、「手抜きの芝管理法」のmappyさんもおっしゃっているにゃ!
うちでは、ながらく市販の「芝の目土」を使ってきた。
保水力も排水性もよくて、衛生的な土だし、袋から開けてすぐ使えるし、とても便利。
ただ、10年経ってみて、弊害?もでてきた。
このタイプの目土って、たいていは赤玉土の細粒からできている。
赤玉土っつーのは、もともと粘土質の赤土を乾燥・粉砕して粒状に加工したものなので、鉢植えなんかに使うには何ら問題ないんだろうけど、長い間圧力がかかったりすると粒が砕けて、もとの赤土=粘土質に戻ってしまうらしい。
うちの芝生は観賞用ではなく、私が毎日のように歩き回って重圧を加えているwので、かなり目土が押しつぶされて粘土化してしまったようで、芝の床土全体が固くなってきた。
もともと水はけのよくない土地柄なのに、さらに粘土層を重ねてしまっては、ますます水はけが悪くなるよー(泣
ということで。
今年は砂中心の目土で、排水力アップを目指すことにしてみた。
川砂だけでもいいんだろうけど、前述のmappyさんとこのBBSで、土壌改良には「川砂に"野菜の土"などの園芸用土を混ぜて使うとよい」という情報をゲトしたので、さっそくやってみる。
まずは、川砂と野菜の土を購入。いつもの鶏DIYにてw。
川砂は、たまたま安く売られていたモルタル用の細粒洗い砂(1袋248円)。
野菜の土も、今月の特価品とかで安かった(1袋398円)。
※海砂は使っちゃダメ。塩分が残っていると芝に悪影響。
洗い砂なので、当然湿っている。
このままだと目土として撒くのに使いづらいので、プラスチック製の箕に広げて乾かす。
乾くと、こんなに色が変わります。
そこに、野菜培養土を加えるんだけど、腐葉土の木くずなど大きなものを取り除くためにフルイにかける。
フルイにかけると、こんなふうになるね。
そしたら、砂と土をよく混ぜ合わせる。
完成。さらっとしつつシットリした、いい感じの手触りである。
これをどんなふうに使っているかというと。
まずは、コアリングで穴を開けたあとにサラサラーっと、穴を埋めるように入れてやる。
これで水はけ30%アップ!(当社比)、となればいいんですがねwww
つぎに、コケに侵出されてしまったところ。コケを、土ごと丁寧にコケ取り鎌で取り除き、そこをこの目土で埋める。
水はけがよくなって、コケが生えにくくなりました!(今のところ)
芝を刈ったあとには、低くなっているところを中心に薄くこの目土を撒いていく。
少し撒いては、芝にすり込むように手でなでてやる(こーゆーのを「手目土」というらしいね)。
手で地面のデコボコを実感できるので、平にならすにはいい方法かと。
野菜培養土には緩効性の肥料が配合されているんで、施肥効果もあるってわけだ。ぐー!
今年は芝を張って10年目。
なんとか10年、芝を衰退させずにキープしてきたので、今年は次の10年に向けての土台づくりと思って、ちょっと頑張ってるのね。
やりますよ、私は!www
梅雨時の雨と多湿+梅雨の晴れ間の陽射しと高温。
これで、かなり芝が元気になってきたかな。
芝を刈ったので見た目は伸びてないけど、全体に密度が濃くなってきたかんじ。
で、芝刈り機について、であ~る!w
我が家は、10年前に安いロータリー式の芝刈り機(刈り幅20cm、刈り高5~20mm)を買った。
なんとかそれで間に合ってきたんだけど、今年初めて芝刈りしたときに気づいた。
全然、切れ味わるい・・・。
切れ味が悪いとどうなるかって言うと、下の写真の赤い丸で囲んだ部分みたいに、
刈り口が白っぽくボサボサになってしまうのさ。
「みばわるい」だけじゃなくて、これじゃあ芝にもよくないさね。
切ってる、っていうより、引きちぎってるって感じだものねえ・・・。
ちなみに青丸で囲んだ部分は、芝刈り鋏で刈ったところ。
リール式の芝刈り機で刈ると、こんなふうなスパッとした切り口になるんだそうだ。いいなあ・・・w
とりあえずコメリに頼んで替え刃を取り寄せしてもらい、刃を交換。
多少は改善したけれど、やっぱりリール式に比べると・・・。
庭は、花がどんどん育ってきている。
これはアスチルベ。
去年はまったく花が咲かなかったのである。
悲しかったので、少し日当たりがよいところに秋に植え替えてやったら、今年は何とか。
3株あります。
こちらは、サフィニアだったかな?
白とピンクを両側に植えたんだけど、白ばっかり大きく育ってバランス悪いので、片側からしか観賞できないw
同じ種類の花でも、色によって育ち方が違うのだねえ。
さて、この芝の中に雑草が混じっています。
どれが雑草か、分かりますか?
正解はこちら。
これを一発で見分けられるようになるまで、約3年かかりましたね・・・(uso
なんていう名前の雑草かは知らないけど、高麗芝よりは明るいグリーンで、葉も薄くてひょろっとしてます。
どの雑草もたいていは芝より成長が早いんで、もう少し雑草を伸ばしたほうが見分けがつきやすいかも。
私は、せっかく芝にあげた肥料を雑草に取られるのはシャクなので、速攻抜いちゃいますがw
抜いてみると、こんなふう。
芝とは違って、どこかから種が飛んできて根を下ろすタイプの草でつね。
梅雨入り前に!ってことで、あまり伸びてないけど芝を刈って、予定していた部分のエアレーションを何とか完了。
低い部分にまた目土を少しずつ足して、念のためサプロールの1000倍液を散布。
今年は例年よりも頻繁に目土を足しているので、なかなか全面緑の絨毯にはならないなあ・・・。
去年のことを思い起こしてみると、きれいにそろってきたな、と実感できたのは梅雨明けしてからなので、こんなもんかもしれないけどね。
アルミ脚立は、定位置を引っ越しましたwww
実は、植えたばかりの苗をきつい陽射しから守るために、脚立+ブルーシートで寒冷沙代わりにしてるのね。
役目が終わったので、今度はギボウシとスズランの葉の日焼けを防ぐために、位置を変更。
たまには逆サイドからの映像も載せてみよう。
右側の、砂が白っぽく見えている部分は、コケをはがしたところ。
また少しずつ、芝が進出し始めてるよん。
庭木を剪定して日当たりをよくしてやれば、だんだん埋まっていくでしょう。
剪定と言えば、かなりボーボーwになっていた生け垣のアベリアを剪定。
ホントはウバメガシも刈り込まなきゃいけないんだけど、そこまで手が回らず・・・。
それから、紅葉とブナ、ニシキギ、月桂樹にスミチオン散布。
あ、スミチオン散布する前に、月桂樹の若葉をふた枝ほどカットして収穫。
葉をそのまま乾燥させて保存。料理に使います(ローリエ)。
去年隣の奥さんにもらったオレガノも随分大きく育ったので、刈り取って陰干しに。
オレガノはトマト料理に使う、と。
芝の一部分が茶色っぽくなっている。
もしかしたらサビ病かな?
枯れが広がるようでもないし、そのまま様子を見てもよかったんだけど、梅雨になって症状が悪化しないとも限らないので、予防を兼ねて「サプロール」(殺菌剤)の1000倍液を散布。
引き続き、コアリングと目土(川砂+野菜の土)入れを実施。
まだ半分しか終わってないよ・・・。
梅雨に入る前には全面おわらせたいなあ。
芝を張ったらば、茎が新しく伸びるスペースを作ってやるために毎年「目土」というものを芝の上に施してやることが必要。
春先に、芝生全体に3~5ミリくらいの厚さに「目土」をかけてやるとよろしいと、ま、そういうことになっているわけだな、ネット上の知識によると。
ホームセンターにはちゃんとそれ用のものが「芝の目土」として売られていて、それを買ってきて芝の上に撒けばいいようになっている。
この目土、たいてい赤玉土の細粒(砂よりは大きめの粒状)からできていて、さらさらしていて撒きやすい。
芝の葉の間にもよく入り込んでくれるし、水はけ・水もちもいい。
さすがに、それ専用に調整されているだけのことはある。
んだけども。
いかんせん粒状の土なので、袋の中をよく見ると、粒が押しつぶされて粉末状(茶色い小麦粉みたいな状態)になっている部分がある。
これまであまり気にせずに、袋の中の目土を残らず芝生の上に撒いてスコップとかで平らにならす、っていうふうに作業していたんだけども。
最近気づいたんだけど、芝の伸びがよくないところが部分的にあって、その表土をよく見ると、セメントみたいにカチカチになってるではないの(写真の中央部分)。これでは芝の根が息できないし、新芽が根を下ろすこともできないやね。
他にも数ヶ所、同じようになってる部分があった。
これはどうも、撒いた目土のうちの粉末状の部分が、いったん水に溶けた後そのまま固まってしまったんではないか、と。そういうふうに見受けられた。
とりあえずミニ熊手を突き刺して固くなった土をほぐして、ついでにその周辺もふくめてコアリングして、新しい目土を入れてみた。
今回入れた目土は、「川砂+野菜の土」。土壌改良にいいらしい。
ホームセンターで売っている川砂に、これまた市販の「野菜の土」をフルイでふるって混ぜ合わせる。「さらさら」かつ「しっとり」して、なかなか手触りもいい感じっす。これで調子よく伸びてくれるといいんだが・・・
市販の目土を使うときは、くれぐれも微粉まで撒いてしまわないように気をつけませう。
土日と予定が立て込んでいるので、頑張って午前中のうちに芝生のエアレーションをした。
(とりあえず生育の悪い一部分だけ)
写真の左側が根切りをする道具、右のがコアリング(土を抜き取る)道具。
この右側の器具を足で踏み込んで芝生に突き刺していくと、2本のパイプの穴から土がにょろにょろwと出てくる仕組み。直径1センチ・深さ10センチくらいの穴が次々にあいていく。
穴をあけただけでも根づまりを解消できるし、水はけも良くなるんだけど、芝を張って10年も経つとだいぶ地盤が固くなってきているので、穴に新しい目土を入れて土を少しずつでも更新していくつもり。
と言っても、見た目あんまり変わらないっすねwww